「目からウロコ」の子育て~人見知り~

保育のまなび

こんにちは!新婚Maiです(^▽^)/




今年の4月、0歳9か月で保育園に入園してきた女の子。

人見知りがすでに始まっており、保育園に慣れるまでは登園から帰園までほとんど泣いていました。

そう言う新婚Maiも、赤ちゃん時代「人見知り」が激しかったようで、母から離れると大泣きだったそうです(;’∀’)




今日は赤ちゃん時代の「人見知り」について書きます!

今回もNHKスペシャル取材班『ママたちが非常事態⁉最新科学で読み解くニッポンの子育て』を元に書いています。(お世話になりますm(__)m)




「生後半年を過ぎた頃、赤ちゃんにある変化が訪れます。

それまで誰にでも平気で抱っこされていたはずなのに、ママ以外の人に対して泣くようになります。

世にいう「人見知り」です。」




ママが離れるとすぐに泣いてしまうから、それまで以上に赤ちゃんから離れられなくってしまい、ママもトホホ・・・という状態でしょうか(;^ω^)




なぜ「人見知り」が起こるのか?




同志社大学赤ちゃん学研究センターで6組の母子が参加して実験が行なわれました。

赤ちゃんは「人見知りが始まる前の生後数か月の赤ちゃんと、人見知りまっさかりの生後半年以降の赤ちゃん」どちらもいました。

「実験室に呼ばれた母子は、部屋の真ん中にあるモニターの前に座ります。

モニターには、お母さんと、ぜんぜん知らない女性の顔が同時に映し出されます。

赤ちゃんがどちらをよく見るか調べる実験です。




モニターの上には赤ちゃんの視線を解析できる装置がついていて、赤ちゃんがお母さんの顔か、知らない女性の顔か、どちらを見ているのかがわかります。

単純に考えると、人見知りの赤ちゃんは知らない人の顔を見るのが怖いから、母親の顔しか見ないのでは?と考える人が多いのではないでしょうか。

しかし、その結果は意外なものでした。」




「人見知りまっさかりの生後半年以降の赤ちゃん」の場合、

「赤ちゃんの視線は、まず大好きな母の顔に注がれます。」やっぱりね!と思った次の瞬間、赤ちゃんの視線は知らない女性の顔に移動しました。

「そしてかなり長い時間、知らない女性の顔を見た後、また母の顔へ。そしてまた知らない女性の顔へ。」




「実はこれが典型的な人見知りの赤ちゃんの視線の動かし方なのだといいます。

つまり、人見知りの赤ちゃんは、母の顔と同じくらい知らない女性の顔を見ていることがわかったのです。

人見知りの赤ちゃんにとっては怖いはずの知らない人の顔を、なぜそんなに長く見つめるのでしょうか?」




一方、「人見知りが始まる前の赤ちゃん」の場合、

赤ちゃんの視線は「母親の顔にずっと注がれたまま動きません。

他人の顔はまったく見ようとしないのです。」




これはどういうことなのか?




実は、「人見知り」は他者への興味が芽生えると起きるものなのです。

「脳が発達したことで、世界には母親以外の人がいることを認識し、他人を知りたい、その顔を見たいと思うようになる。

母以外の人がいることを認識していなければ、人見知りはできないということです。

つまり、とても大切な発達の段階」だそうです。




「人見知りの子は、実は興味があるから、他人の顔を見ているのです。」




「しかし、ここで一つの疑問が浮かびます。

興味があって、見たいと思って見ているのに、赤ちゃんはなぜあんなに大泣きしたり、嫌がったりするのでしょうか?」




先ほどの実験によると、

「人見知りの赤ちゃんの視線は、相手の目に集中していることがわかります。」

人見知りが強い子ほど目を集中的に見ていることがわかりました。」




「人見知りの強い子」は、「他人への興味が旺盛で、その結果、相手のことを知ろうと目を見つめる傾向が強いのです。そして、泣いてしまう理由はここにあるのです。」

一般的に野生動物は目を合わせることはほとんどありません。

なぜなら、目を合わせるのは相手を威嚇し、攻撃する時だけだからです。

それゆえ、動物には目を合わせると脳のへんとう体が反応し、恐怖心が生まれる仕組みがあります。

実はその名残が私たちの脳にも残っているのです。

私たち人間も、目を合わせると、脳のへんとう体が反応し、恐怖や緊張がわき上がります。

しかし大人は理性を司る脳の前頭前野がその恐怖心を抑え込みます。

だから相手の目を見つめられるのです。

それどころか、私たち人間は、相手のことを知るうちに、目を合わせても緊張や違和感を覚えなくなり、さらに親密な関係になると、互いに見つめ合うことで信頼や愛情を感じるようになります。

人間は、視線を合わせることでコミュニケーションをするようになった唯一の動物なのです。




「しかし、脳が未熟な赤ちゃんは恐怖心を抑え込む前頭前野が未発達です。

脳の表層にある前頭前野は、脳の中で最も発達が遅い場所なのです。

それゆえ、赤ちゃんは視線を合わせたときにわき起こる恐怖を抑え込むことができません。

だから泣いてしまうのです。」




「つまり、人見知りは、単に相手のことが怖いのではなく、相手に興味を持っている証拠なのです。

そう考えると、人見知りの時期のわが子に泣かれてショックを受けているお父さんやご家族も、少しは気が楽になるのではないでしょうか。」




最後に、人見知り泣きを減らすヒントをご紹介しましょう。

「人見知り時期の赤ちゃんは、目が合うことで恐怖を感じるので、いきなり顔をのぞき込んだり、目を合わせないように注意してみてください。

最初は視線を外しながら、徐々に赤ちゃんとの距離を縮めていくのがおすすめです。

また赤ちゃんが最も信頼するお母さんと仲が良さそうにしているところを見せたうえで赤ちゃんに接触すると、人見知り泣きする可能性が低くなるそうです。」




試す価値がありそうですね!

「人見知りは脳が発達している証拠」ということでした。

いかがでしたか?

わが子の人見知り泣きに困っているお母さんも、周りの人たちも少しは気が楽になったのではないでしょうか。




人見知りが強いほど、他者への興味関心も強いと思ったらポジティブに考えられそうですね♪

学びました!




次回は「イヤイヤ期」について書けたらと思います。おたのしみに☆




CGM(キリスト教福音宣教会)で結婚した保育士、新婚Maiについて詳しくはコチラ

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