こんにちは!新婚Maiです♪
今日は「目からウロコ」シリーズ第2弾☆(勝手にシリーズ化(笑))
今日のテーマは「母性」について。
育児で抱える悩みの中で、
「かわいいはずのわが子がかわいいと思えない」というお母さんが多いそうです。
「母親ならばわが子をかわいいと思うのは当たり前」と思うからこそ、
「かわいいと思えない私は母親失格」とまで考えるお母さんもいるそうです。
母性が備わっているはずなのに、なぜ「わが子をかわいいと思えない」のか?
はじめに結論を言います。
じつは、
母性は「うまれつきのもの」ではなく、「経験の中で育まれるもの」だからなのです。
母性はうまれつき備わっていると思っていたので、
新婚Maiはとても衝撃を受けました。
順を追って説明していこうと思います。
ある研究所で飼育されているチンパンジー達の話。
その研究所のチンパンジーの半数は、
わが子を大事に産み育てるどころか、
出産時にわが子におびえて恐怖を示し、
そのまま育児を放棄することもあるそうです。
野生のチンパンジーだとそのようなことはないのに、
どうしてなのか?
研究所の方のたどりついた答えは、
「人工飼育下のチンパンジーは、他のチンパンジーの出産や育児を見たり、
触れたりする機会がすくないからではないか」ということでした。
そして、妊娠して出産を控える1匹のチンパンジーに
チンパンジーの赤ちゃんに見立てたぬいぐるみを使って抱き方を教えたり、
野生のチンパンジーが育児をする様子を撮影した映像をくりかえし見せたりしました。
すると、どうでしょう!
お母さんチンパンジーは自分の胎内から出てきた赤ちゃんを
たしかな手つきで受け止めて、しっかり抱え込みました。
それだけでなく、その時点で息をしていなかったわが子の口に
自分の口を寄せ、息を吹き込んだのです!
そして、赤ちゃんが産声をあげて泣き始めました。
この取り組みによってチンパンジーの「母性は経験によって育まれる」ということが
証明されるようになりました。
では、人間ではどうでしょうか?
いくらもともとの先祖がおなじチンパンジーがそうだからと言って、
人間も「母性は経験によって育まれる」のでしょうか?
「実は、それを確かめる研究もおこなわれています。」
日本の大学の研究チームがおこなった研究のはなしです。
その研究には、「出産経験のない20代の女性たちが集められました。」
そして、「参加者は週に1回、2時間ほど、3か月にわたって保育園で育児を体験します。」
「この育児体験によって、出産経験のない女性の脳の反応がどう変わるかを調べたのです。」
研究の結果、
「育児を体験した後は、赤ちゃんの泣き声や泣き顔に対し、
脳の反応する場所が増えていることが確かめられました。」
「特に、赤ちゃんに愛着を感じる場所や、
泣き声を聞いて心配な気持ちを呼び起こす場所が強く反応するようになっていました。」
つまり、研究者のことばを借りると、
「わが子を愛おしいと思う気持ち、母性というものは、
もともと女性の脳に備わっているわけではなさそうです。
赤ちゃんに実際に触れ、育児を経験する中でそのスイッチが入り、
どんどん育まれ」るということですね!
前回、とりあげたカメルーンのバカ族では、
「母だけでなく、未婚女性や小さな女の子たちも大切な育児の担い手」とされます。
それによって、将来、母になるための大切な経験を積んでいるのですね。
一方、現代の日本社会では、「共同養育」が消えつつあるため、
「自分が母になる前、赤ちゃんに触れたり、育児を体験する機会が
ほとんどない人が数多くいます。」
「自身が出産し、わが子が生まれて、初めて母性のスイッチが押されることになります。
つまり、何の準備もなく、いきなり母にならねばなりません。」
「これこそが、現代、初めて子育てに向き合うことになった母が、
わが子をかわいく思えないと悩む理由の一つだ」ということができます。
だから、たとえ「わが子をかわいく思えない。」と思ったとしても、
お母さんのせいではないということですね。
でも、育児を経験する中で、母性スイッチもどんどん入ってくるはず!
不安や悩みの原因を知るだけでも「自分のせいではない」と
楽になる方も多いのではないでしょうか。
現代のお母さん、すごい頑張っています!!!と言いたくなりました。(言っていますが(笑))
今日は「わが子をかわいいと思えないのはなぜか」についてでした。
ちなみに、今回も「ママたちが非常事態!?最新科学で読み解くニッポンの子育て」(NHKスペシャル)を参考に書きました。
連載シリーズ第2弾と宣言したので、次回もあるはず☆←
次回も目からウロコですよ!(アピール大事)
それでは、今日はこの辺で♪
またお会いしましょ~(@^^)/~~~
CGM(キリスト教福音宣教会)で結婚した保育士、新婚Maiについて詳しくはコチラ☆
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