「栄養」に関するおはなし♪

ごはんandスイーツ

こんにちは!新婚Maiです(^^♪

今日は「栄養」に関する本のご紹介です!






「35歳からの栄養セラピー
妊娠体質に変わる食べ方があった!」

著者は、栄養カウンセラーの定真理子さんと
きたのはら女性クリニック院長北野原正高さん。






妊活の際、気をつけるのは基礎体温や排卵日だったりしますが、「赤ちゃんがほしいと思ったら、食べ方を見直してみてください」と栄養アドバイスをおこない、200人以上の女性を妊娠・出産へと導いてきたそうです。




その本にはさまざま書かれていましたが、こんな栄養が妊娠体質をつくります!として書かれていた栄養素が書かれていたので、ご紹介します。

妊活に関係なくても、ためになるお話でしたので、ぜひ1つ1つご覧ください☆

1たんぱく質
2鉄
3亜鉛
4ビタミンB群
5ビタミンE
6ビタミンA
7カルシウム

たんぱく質は英語でプロテインと言いますよね。これはギリシア語の「プロティオス」が語源で、「いちばん大切な物」という意味があるそうです。それだけたんぱく質が私たちにとって重要という事ですね!

妊娠時には、普段以上にたんぱく質を取る必要があります。

1日にとって欲しい目安は、
体重1kg当たり妊娠前の人で1〜1.5g、妊娠中の人で1.5〜2gだそうです。例えば、体重50kgの人だと、妊娠前だと50〜75g、妊娠中では75〜100g必要ということになります。

生卵1個に含まれるたんぱく質が6.5gなので、卵を1日10個食べる位だと考えると、その量の多さにびっくりしますね!
鉄は粘膜をつくる材料になります。赤ちゃんにとって居心地の良いベッドを作ろうとする時、粘膜はクッションの役割を果たします。
妊娠前であれば、必要量1日2mgになります。妊娠中の女性の場合は、最低でも1日4mgは必要だそうです。

鉄は女性の美しさとも深くかかわっています。たとえばコラーゲン。美容にいい栄養としてよく知られていますが、実はコラーゲンを食べてもそれがそのまま吸収されるわけではありません。残念ながら、コラーゲンは体の中に入る時に分解されてしまうのです。それを体内で再合成するときに、鉄が必要になります。

皮膚の合成にも鉄が欠かせません。にきびができやすかったり、湿疹が治りにくいのは、鉄欠乏のサインです。また、骨の合成にも鉄がかかわっていて、カルシウムだけでなく鉄がないと骨をつくることができません。
おなかに宿った赤ちゃんは、1つの細胞を2つに、2つの細胞を4つにと細胞分裂を繰り返して、どんどん大きくなっていきます。亜鉛には、この細胞分裂を促す働きがあるのです。

また、赤ちゃんは28週以降、急速に亜鉛を吸収しはじめます。

亜鉛は鉄同様、粘膜をつくる材料にもなります。子宮のベッドメイキングのためにも亜鉛は不可欠。

亜鉛には皮膚を守る働きもあるので、赤ちゃんのアトピー性皮膚炎を防ぐためにも有効です。初乳には亜鉛が多く含まれているそうです。

亜鉛欠乏のサインとしては、肌荒れがあったり、虫刺されの跡がなかなか消えない、傷の治りが遅い、などがあります。
ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンをまとめてビタミンB群と言います。それぞれのビタミンが相互に協力し合って働くため、まとめて扱われることが多いです。

なかでも妊娠にかかわる栄養として重要なのは、葉酸とB12、ビオチン、B6です。

葉酸には、赤ちゃんの脳の発育を助けたり、神経をつくる働きがあります。そのため、脳が作られる、妊娠6週目までに葉酸は不可欠です。赤ちゃんのために、妊娠前から積極的にとるようにしましょう。

また、ビタミンB12は葉酸を働かせるのに欠かせない栄養です。葉酸とB12はセットでとるようにして下さい。

同様にビオチンも妊娠初期にぜひとっておきたい栄養です。動物実験の結果ではありますが、妊娠中にビオチンが欠乏すると奇形が起きるという報告もあります。ビオチンをとりすぎることによる副作用はありませんから、とっておくに越したことはありません。

もうひとつおすすめしたいのがビタミンB6。B6はつわり予防に効果的です。B6は脳の神経伝達物質の原料としても重要で、不足すると落ち着きがなくなったり、イライラしたりします。授乳中のお母さんがB6欠乏になると、母乳に含まれるB6も減ってしまうため、赤ちゃんの落ち着きがなくなったり、夜泣きが激しくなることもあるようです。
このように、B6はメンタル面でも役立ってくれるのです。
ちなみに、イギリスでは生理痛やPMSのとき、ビタミンB6が使われることもあるようです。
妊娠中、そして出産後もお母さんと赤ちゃんをサポートしてくれる働きがあります。

妊娠体質をつくる作用として、排卵の促進、卵巣重量の増加、ホルモン調節などがあげられます。月経周期を正常にする働きもあるそうです。

ビタミンEには血流をよくする効果もありますので、妊娠時には胎盤の血流を促進してくれます。そのため、赤ちゃんに十分酸素や栄養が届くようになります。また、出産時には、赤ちゃんが産道を通るあいだの酸欠を予防する働きがあります。

ホルモン調節作用と乳腺の血流促進作用で、母乳の出をよくする効果も期待できます。

このように、妊娠中から授乳中まで、お母さんと赤ちゃんの強い味方になってくれる栄養なのです。

もうひとつ見逃せないのが、ビタミンEの抗酸化作用です。
酸化=体のサビであることは、すでに述べた通りです。そして長く生きていればいるほど、参加は進んでいきます。このサビが脳や血管、内蔵にどんどんたまっていくこと=老化というわけです。

サビがたまるのは、脳や血管だけではなく、卵子にもたまっていきます。そのとき卵子のサビをとってくれるのがビタミンE。卵子のアンチエイジングのためにも、おすすめしたい栄養です。
ビタミンAにも子宮環境を整える働きがあります。

ビタミンAは細胞の増殖や分化、とくに骨や神経系の分化や形態形成に深くかかわっています。胎児期は活発な細胞の分裂と分化がおこなわているので、出生後よりも多くのビタミンAが必要な期間となります。

一方で、ビタミンAの過剰摂取を心配する声もよく聞きます。ただ、自然界に存在するビタミンA=天然のビタミンAには催奇形性はないと考えられているのです。一方で、医薬品としてのビタミンAやサプリメントの中には合成のビタミンAを含む場合が多く、その服用には注意が必要です。
カルシウムは赤ちゃんの発育にとって欠かせません。お腹の赤ちゃんは、お母さんから30gものカルシウムをもらって生まれてきます。出産後は授乳を通して毎日210mgのカルシウムをもらっています。その分補充しておかないと、当然お母さんはカルシウム欠乏になってしまいます。
実際、出産回数が増えるにつれて、骨粗しょう症の発生率も増えるというデータもあります。

カルシウムは骨や歯をつくるほかに、自律神経の調整、筋肉や毛細血管の収縮・弛緩ともかかわっています。妊娠中に足がつったり、けいれんする方がいますが、これはカルシウムの欠乏症状です。また、「イライラはカルシウム不足」といわれるように、メンタル面にも影響を与えます。

このようにとても大切な働きをするカルシウムですが、単にたくさんとれば良いのかというと、そうではないのです。

コツはマグネシウムと一緒にとること。カルシウムとマグネシウムは「ブラザーミネラル」と呼ばれ、いわば兄弟の関係。カルシウムの吸収にはマグネシウムが欠かせません。両者のバランスとしては、1対1が理想です。成人女性に必要な最低限のカルシウム量は1日600mg。赤ちゃんに十分なカルシウムを与え、なおかつお母さんがカルシウム不足にならないためには、妊娠中には900mg、授乳中には1100mgはとりたいものです。



最後に

著者曰く、女性の8割は潜在的な栄養不足だそうです。

カロリーは足りているけど、栄養は全く足りていない。

女性の悩みに多い、頭痛や手足の冷え、不眠、生理痛なども、潜在的な栄養不足がゆえと言えます。

とくに女性に著しく見られるのが鉄欠乏。そして、月経異常の人や、ダイエットでやせすぎている人、逆にカロリーの過剰摂取で太りすぎている人にはたんぱく欠乏が多く見られるそうです。








先ほどあげてきた栄養は、体の基本となる構成材料であったり、ホルモンの材料であったりと、赤ちゃんを望んでいる女性には、欠かせないものばかりです

とはいえ、妊娠体質になるために必要な栄養は人それぞれ違います。

だから、まずは今の自分に必要な栄養を知ることが第一歩。

そのうえで、もっとも効率よく、栄養をとっていくようにする事が大切だと著者は言います。








また、うつの治療を受けている患者さんには、共通した食傾向があるそうです。

そして、食生活を改善し、十分な栄養素をとることで、あきらかにうつの症状も改善が見られるそうです。








この事からも、食生活を改善すると、体を妊娠体質に変えていくだけではなく、身体面・精神面・美容面などすべてが改善されると言って良いです。








皆さんも、毎日繰り返される「食べる」という行為を振り返ってみてはいかがでしょうか?

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